「中広網北京」の伝えるところによると、国務院の温家宝総理は2月25日、国務院常務会議を招集し、非鉄金属産業と物流業の振興計画を審議、原則的に採択した。
会議では、非鉄金属製品は種類が多く、活用範囲が広く、関連性が高いことから経済発展において重要な役割を果たすと考えられている。非鉄金属産業の調整と振興を進めるにあたり、総量抑制、立ち遅れた生産能力の淘汰、技術改造、企業再編に重点を置き、産業構造の調整と改善を進めなければいけない。
1、 国内市場を安定、拡大させ輸出環境を改善しなければならない。製品構造を調整し、電力や交通、建築、機械、軽工業などの需要を満たす。技術レベルと付加価値の高い精加工製品の輸出をサポートする。
2、 総量を厳しく制限し、立ち遅れた生産能力の淘汰を加速しなければならない。
3、 技術改造と研究開発力を高め、技術向上を進めなければならない。最先端の基礎技術を開発し、生産水準と重要材料加工能力を向上させる。
4、 企業再編、産業の分布の合理化、企業管理と安全管理の強化、産業競争力の強化を進めなければならない。
5、 国内外の資源を十分利用し、資源保障能力を強化しなければならない。
6、 社会全体をカバーする非鉄金属のリサイクル体系の構築、循環経済の発展、資源の総合利用水準の向上を加速しなければならない。
会議では、国が融資利子補填の形で企業の技術改造を支持し、国の買い付け・備蓄メカニズムを早期立ち上げ、関連製品の輸出税還付率を調整することが決定した。