「中国の100万ドル家庭が世界3位」の背後にあるもの

「中国の100万ドル家庭が世界3位」の背後にあるもの。 2009年、中国における百万ドル規模の資産を保有する家庭は670000世帯に達し、アメリカと日本に次ぐ世界第三位となった。一方で、中国では、社会の資産が富豪へ集まるとともに、貧富の差が急速に拡大しており、急ピッチで進められていた収入分配改革も難航している…

タグ: 中国 資産 世界三位

発信時間: 2010-12-19 12:02:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

人力資源・社会保障部の統計によると、電力・電信・金融・保険・煙草などの業界の平均給与は他の業界の2倍から3倍である。給与外収入と福利厚生の差を計算に入れると、実際の差はより大きなものとなるだろう。2008年末の時点で、公務員の退職後の年金は私企業の2.1倍、事業会社職員の退職後の年金は他の企業の1.8倍であった。

富が集中する要因は複雑であり、市場の自由選択という要因もあれば、構造転換期に特有の構造的・体制的要因もあり、また汚職や市場の秩序の乱れなどの要因もあると蘇海南氏は考えている。「市場要因による富の集中は、市場経済の効率さの表れれであると言える面がある。しかし、市場以外の要因による富の集中には注意を払わなくてはならない」

著名な経済学者である呉敬璉氏はかつてインタビューに答え、貧富が急激に分化している背景には汚職と独占という二つの要因があると分析した。市場以外の要因による「富の集中」がまさに、貧富の差を拡大する根本的な要因なのである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月19日

     1   2   3   4   5  


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。