鉄道部の王勇平報道官は7日、「新華ネット」のインタビューに応じ、「中国高速鉄道の知的財産権及び技術イノベーション」について語った。
京滬高速鉄道が開通した後、日本メディアの報道から非常に複雑な気持ちが読み取れる。これら報道について、王報道官は、すべての日本メディアがこうした複雑な気持ちを示したわけではない。京滬高速鉄道を客観的に評価し、報道するジャーナリズムもある。たとえば、日本のTBSテレビの真下淳記者は取材を受けた際、「京滬高速鉄道の技術レベルは高く、内装や設備も豪華で新幹線と違いますね」と話し、「新幹線はよく曲がりながら走行するので、中国の高速鉄道のように速いスピードを維持するのは難しい」といっている。王報道官は、事実を顧みず、人心を惑わせるような日本メディアの報道もあるが、絶対に受け入れられないと強調した。
多くの日本メディアは、中国の高速鉄道を日本の新幹線をベースに開発した「中国版新幹線」と記し、「産経新聞」はさらに「パクリ新幹線」とまで呼んでいる。これについて、王報道官は次のように述べた。
「パクリ新幹線」とはあまりにもぬけぬけとした言い振りだ。新幹線と京滬高速鉄道のレベルはまったく異なっている。スピードにしても快適さにしても、一部の技術にしても、その格差は大きい。たとえば、自主開発したCRH380A車両は、川崎重工から技術を導入して共同生産したCRH2車両と比べると、出力が4800キロワットから9600キロワットに、時速は200~250キロから380キロに引き上げられ、脱線係数は0.73から0.13に低下している。また先頭車両の空気の抵抗は15.4%減少、末尾車両の浮力はゼロに近く騒音も7%低下している。車台の「踏面接触応力」はヨーロッパ基準を10%~12%下回り、車体の気密強度は4kpaから6kpaに50%も強化、時速350キロの列車同士がトンネルで対面走行の際の安全性を確保している。口先だけで騒ぐのは意味がないことで、事実とデータに基づいて主張することが必要と思う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月8日