記者:海外投資で何をすればよいか?
鄭新立:一つ目は、海外でエネルギー資源の探査権と開発権を獲得し、中国の経済成長にとってネックとなっているエネルギー資源不足を解消することである。そうすることで、今後20年の成長も保証される。二つ目は、世界の企業を買収すること。現在、海外の多くの企業は経済危機により危機にさらされている。これは千載一遇のチャンスである。世界の企業を買収することで、国際市場の技術力を利用して、中国のイノベーション能力を高めることができる。三つ目は、加工貿易を行うことである。資本の輸出によって商品と労働サービスの輸出を促進するとともに、生産能力を海外の工場に移すことで、現地の雇用も拡大できる。四つ目は、海外でBPO業務を展開し、労働サービスの輸出を拡大することである。
まとめると、人民元資産と外貨準備の潜在能力を十分に利用し、金融システムの改革を通して、今後20年の経済成長に必要な資金需要をサポートすることが重要である。