最近、南アフリカ航空、スイス航空、シンガポール航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、スカンジナビア航空をはじめとする世界の航空会社が、相次いで中国市場に焦点を合わせ、中国人観光客の海外旅行をより便利にするため、直行便の路線やチャーター便の路線をいくつも開通させている。「人民日報」海外版が伝えた。
▽世界の航空旅客の4分の1は中国から
南アフリカ航空は今年初め、北京とヨハネスブルクを結ぶ直行路線を開通させ、大陸部・南アフリカ間の直行便がついに実現した。同便は週3便、飛行時間は約15時間で、これまで乗り継ぎにかかっていた時間が大幅に短縮される。
スイスインターナショナルエアラインズはこのほど、北京・チューリヒ間の直行便を開通した。現在は週5便で、今月31日からは週7便になる。同社は上海と香港への便をすでに運航しており、北京はサービスを展開する3番目の都市となった。
シンガポール航空は1985年に中国市場に進出して以来、中国を重要市場の一つと位置づけてきた。今年3月25日からは、同社と子会社の地域航空会社・勝安航空(シルクエアー)とで毎週100便以上を運航し、大陸部とシンガポールの間を結んでいる。北京発便は週28便、上海発便は週35便、広州からシンガポールへの直行便は週12便に上る。過密な便数と路線網によって、中国の旅客に便利で迅速な選択肢を提供し、シンガポールを中継地として、同日内にオーストラリア、ニュージーランド、西アジア、アフリカ、欧州などの目的地に出発することが可能になっている。