▽目線の先は二線都市に
世界の航空会社は北京、上海、広州などの一線都市だけでなく、二線都市にも目を向け始めている。武漢、西安、瀋陽、廈門(アモイ)、青島といった二線都市には、航空機を利用して出入国する旅客がすでに多数あり、国際路線を増やして旅客の伸びに対応する必要に迫られている。
ルフトハンザ・ドイツ航空は今年3月に瀋陽・フランクフルト路線を開通し、瀋陽桃仙国際空港初の欧州への直行路線となった。毎週火曜、木曜、土曜に瀋陽を出発し、月曜、水曜、金曜に瀋陽に到着する。この路線は瀋陽にとって真の意味で初めての欧州路線であり、同路線開通によって東北3省の旅客は上海や北京を経由しなくても欧州に行けるようになり、移動時間が大幅に短縮されることになる。
勝安航空は成都、重慶、廈門、深セン、昆明、長沙などに拠点を設置した。4月24日にはシンガポール・武漢直行便を開通し、週3便を運航して、華中エリアや華南エリアからの旅を便利にするサービスを提供している。