(2)モーターショーの文化的含意
例年のモーターショーに比べ、コンパニオンが主役を争う現象が今年は特に目立った。これは自動車文化を体験したい来場者を不愉快にする。
高級車が集中するE4館では特にコンパニオンが人目を引き、来場者はそれを取り囲んで写真を撮るため、車は逆に脇役となった。一般公開日のピーク時には、主催者側が出展メーカーにコンパニオンの数を減らすよう要求したほどだ。そして、肌の露出度が高い衣装を着た一部コンパニオンに対して厳しい批判もあった。
匿名希望の国内メーカーは、米国のデトロイト・モーターショーは「車を通じて交わりを結ぶ技術交流が中心」でコンパニオンがほとんどいないと明かす。国内のモーターショーは自動車文化に対する理解が欠けており、メーカーが多くが流れに従うしかないのだそうだ。「コンパニオンを見に来る人が少なくなり、車に詳しい、車好きの来場者が増えれば、北京モーターショーの専門レベルも上がる」と語る。
(3)アンケート:欠けているのは「国内ブランドの勢い」