日本製造業の時代は終わったのか?

日本製造業の時代は終わったのか?。 シャープ、ソニー、パナソニック等の日本の電子大手は、赤字やリストラというキーワードと結びついている。果たして日本製造業の時代が終わったのか?これについて、中国社会科学院の日本経済専門家の姚海天氏と集積回路の小売を手がける科通芯城の朱継志執行副総裁に聞いた…

タグ: 日本製造業

発信時間: 2012-10-30 17:05:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本電子産業衰退の背景にあるもの

朱氏は、「韓国、台湾、中国本土の電子産業チェーンの台頭により、日本企業が強みとしていた低コストは、現在高コストになっている。また日本の端末機器メーカーのサプライチェーンは閉鎖的で、日本企業の集積回路ばかりを使用している。そのため、日本企業は電子産業チェーンのハイエンド製造技術を把握してはいるが、コストを削減できずにいる」と分析した。

この劣勢は、日本企業から近年伝わっているリストラ・赤字に関するニュースに反映されており、産業のバロメータとされる展示会でも明確に示されている。今年10月12−15日に香港で開催された、グローバル・ソーシーズ社(Global Sources、ナスダック: GSOL)主催の2012年秋季エレクトロニクスショーでは、約4000のブースのうち、中国本土・香港・台湾メーカーが圧倒的多数を占めていた。

朱氏は、「日本企業はかつて、高度な精密加工技術によるコストパフォーマンスで、すべての消費類電子端末機器で高い競争力を誇っていた。しかし現在は、カメラ、ビデオカメラ、プリンター等の精密加工を中心とする端末機器を除けば(日本企業はこれらの製品で、引き続き先頭をキープする)、日本企業の端末機器の競争力が低下を続けている。アプリケーションの革新を支柱とする端末機器、携帯電話等の競争力が、今後も低下を続けるだろう」と述べた。

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