日本光ファイバー企業 産業川上で高利益を確保
姚氏は、「1990年代前半より、日本経済が長期的な低迷に陥り、いわゆる失われた20年を経た。この間に日本の電子産業は円高進行等による深刻な影響を被った。日本経済の成長は限られていたが、企業レベルの開発能力は逆に強化された。日本のMC産業は、世界で重要な地位を占めている」と語った。
姚氏は日韓MC産業の競争力を比較した論文の中で、「韓国は完成品の市場シェアを拡大しているが、日本と比べた場合、MC産業では劣勢に陥っている。MC産業において、韓国のサムスンやLG等の大手が生産する完成品の多くは、日本から輸入したコア部品・材料を使用している」と指摘した。
また韓国の染料・顔料・塗料・表面活性剤など化学製品の製造技術は、すでに先進国に引けをとらない水準に達している。しかし高い技術力、高額の開発経費を必要とする分野(精密化学産業の中核である原料や中間体、特に電子情報用の化学材料)では、日本を含む先進国からの輸入に依存している。
姚氏は記者に対して、「韓国中の対日貿易は長期的に赤字に陥っているが、このうち60%以上がMC産業の貿易赤字によるものだ」と語った。