日本製造業の時代は終わったのか?

日本製造業の時代は終わったのか?。 シャープ、ソニー、パナソニック等の日本の電子大手は、赤字やリストラというキーワードと結びついている。果たして日本製造業の時代が終わったのか?これについて、中国社会科学院の日本経済専門家の姚海天氏と集積回路の小売を手がける科通芯城の朱継志執行副総裁に聞いた…

タグ: 日本製造業

発信時間: 2012-10-30 17:05:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

華為技術(ファーウェイ)の中国区ネット市場部の関係者は、「光ファイバーを例とすると、日本企業が把握している光ファイバー母材は、産業チェーン全体の約7割の利益を占めている」と語った。同関係者によると、1本の光ファイバーの生産は、以下の三つの工程を経るという。(1)高純度二酸化ケイ素(光ファイバー母材)を生産する。(2)光ファイバー母材を引き伸ばし、線状にする。(3)耐荷重材料をコーティングし、ゴムによる表面保護を行う。(1)の利益は70%、(2)は20%、(3)は10%に達する。中国企業はこれまで(2)と(3)を中心とし、利益率が最も高い光ファイバー母材は主に日本からの輸入に依存していた。しかし近年になり、株式会社フジクラ等の企業と合弁会社を設立することで、一部の生産能力を確保した。

姚氏は、「このような、日本企業が産業の川上で高利益を得るケースは珍しくない。例えばLED製品のうち、色を調整し光線を配列する3種の発光ダイオードは、小規模の日本企業のみが供給可能だ。日本の多くの中小企業は細分化された分野に集中的に取り組み、独自の技術を確保しており、世界市場で70−80%のシェアを占める製品もある」と語った。

2011年3月の東日本大震災もまた、別の面から日本MC産業の実力を証明した。姚氏は、「被災地には多くのMC企業が集中している。地震は日本企業のみならず、多くのグローバル企業に影響をもたらした」と指摘した。

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