日本MC産業、ブラックボックス化された技術
姚氏は、MC産業には「ブラックボックス化された技術」の特徴があるとした。MC産業は力強い支援を受け、整った環境を必要とするため、外国には真似できず、自力で発展させる必要があるという。
韓国は産業構造の不足を補うため、MC産業の強化に向けた措置を講じており、政府主導で同産業に対する投資を拡大している。韓国産業資源部は2005年に、『部品・材料産業発展戦略』を制定し、日本の同産業に類似する中小企業の育成を目標とした。
姚氏は、「韓国政府は2010年頃、亀尾、浦項、BJFEZ、益山の4つのMC産業専用工業団地を設立し、優遇政策により日本企業の工場建設を促した。2011年3月に東日本大震災が発生すると、日本のMC企業は海外進出の検討を始めた。韓国と企業は、海外投資の意向を持つ日本MC産業の誘致に乗り出した。しかしながら、同産業のブラックボックス化された技術により、韓国は同産業の発展でさまざまな障害に直面している」と指摘した。