-----中日関係は今までも政治的要素に大きく影響を受けてきたが、釣魚島問題がもたらした両国の政治・経済の緊張関係はいつごろ回復するか?
国家間の政治の衝突は世界的にもよく見られること。賢いやり方は、政治上の問題は棚上げにすること。我々はすでに過去20-30年間これでうまくやってきた。1949年、中華人民共和国が成立して以降、日中両国は友好関係を保ってきた。我々はこの友好的な関係を壊す必要性はない。
実際、日本ではごく少数の極端な政治家がデモなどを通して不満を示しているが、大多数の日本の庶民は中国と良好な関係を築くことを希望しているし、これは両国にとっても有益だ。また、日本のビジネスマンはいずれも釣魚島問題の早期解決を願っている。我々は日中両国のトップ同士が腰を据えて対話し解決することを望んでいる。これが一番良い方法だ。
現在、日中韓3カ国は自由貿易協定(FTA)の交渉をすでに開始した。日中両国がまずは経済分野を先行させ、政治問題を棚上げにし、早期妥結することを希望している。つまり「政冷経熱」だ。