最近の各種の先行指標をみると、米国経済は回復安定し、ユーロ圏の経済は下げ止まりの傾向が顕著で、中国経済は新たなステージに入ったことがわかる。世界銀行の予測によれば、今年の米国の経済成長率は2%で、来年は2.8%になる見込みだ。ユーロ圏は来年に下げ止まって回復し、成長率は0.9%になるとみられる。中国の経済成長率は7.6%に鈍化する見込みだが、経済は健全な持続可能な発展の軌道に乗り、主要経済体の中で唯一際だった成果を挙げ続けることが予想される。ある専門家は、中・米・欧の三大経済体の成長率が鈍化しても、世界経済の安定的な増加傾向は持続する見込みと予測する。人民日報が伝えた。
▽米国 経済回復から4年 自律的成長の兆しがあちらこちらに
米国の経済回復の勢いがますます確かなものになっている。米商務省がこのほど発表した今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率改定値は予測値を上回り、今月3日に発表された製造業と建築関連支出の最新データもいずれも予測を上回った。ここから世界最大の経済体の回復が加速していることがわかる。