▽中国経済が新たなステージに 中ペースの発展が主流
香港上海銀行(HSBC)が4日に発表した8月の中国のサービス業PMIは、7月の51.3ポイントから52.8ポイントに上昇した。さきに同行が発表した同月の製造業PMIは前月の47.7ポイントから50.1ポイントに上昇した。製造業とサービス業がともに拡大傾向を示したのは、5月以降で初めてのことで、総合生産価格は6カ月ぶりに増加に転じた。
シンガポールのユナイテッド・オーバーシーズ銀行の経済アナリスト全徳健さんによると、PMIデータだけでなく、輸出や投資など一連のデータから、7月から8月にかけて中国経済が安定に向かっていることがわかり、今年の経済成長率は目標の7.5%に到達できる見込みだ。ここから中国政府の緩やかな成長政策が効果を上げ始めていること、マクロ調整が適切にコントロールされていることがわかるという。