第12期全国人民代表大会第2回会議が5日午前、北京の人民大会堂で開幕し、李克強総理が就任以来初となる政府活動報告を行った。
各方面が最も多く分析したことは今年の中国の経済成長目標である。ロイター通信は、「李克強総理が述べた中国の目標は今年の世界2番目の経済圏の成長率を7.5%にし、昨年と同水準に維持するというものである。しかし、この数字はこれまでに中国が発した中でもっとも強いシグナルである。中国は更にバランスがとれ、クリーンな経済成長に移行するだろう。投資のペースを10年来の最低水準にすることを承諾し、さらに、汚染に立ち向かう」と伝えた。
米国の「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、過去20年、世界は中国の成長モデルを見慣れており、中国は政府が定めた年度の経済成長目標を易々と超えたと報道。しかし、中国政府は現在、このような日々は終わり、予測を低くする時期が来たと世界に伝えようとしている。世界銀行アナリストのスミッツ氏は、「誰もが調整する必要があり、それは構造上だけでなく、心理においてでもある。適度な経済成長率は中国の新しい原則であり、よいことである」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月6日