注目点三、eコマース・ビジネス拡大路線の継続
馬雲氏は19日の晩餐会で「資金を全て中国に持帰ることはない」と表明したが、彼が言わんとするのは、国内投資が事業展開のもう一つの柱だということである。
「アリババの次の目標は電子商取引業務を拡大することだ」。資金の使い道について問われた陸兆禧はこう表明した。
国内電子商取引各分野における現在のアリババのマーケットシェアを見ると、C2C分野の一人勝ちという優位性と比べ、B2Cにおける天猫(Tmall)のマーケットシェアはぎりぎり五割を超えるだけであって、京東商城(JD.com)といった全商品取り扱い型の電子商取引サイト、および凄まじい勢いで成長する化粧品サイト聚美優品(Jumei.com)や唯品会(vip.com)といった垂直サイトはいずれもアリババの潜在的脅威者になる。