ここ数年、モバイルインターネットの急速な発展に伴い、ネットユーザーのアクセス行為はすでにPC端末からモバイル端末に変わりつつある。中国インターネット情報センターのデータによると、2014年6月末現在、「ネットアクセス族」のうち10人に8人が携帯を使用しており、携帯ネットアクセス者数が初めて従来のPCアクセス者数を超えたという。
ところが、たとえアリババはすでにモバイルサイドで猛攻をかけたとしても、PCサイドにおけるアリババ独り天下の情勢と比べ、モバイルサイドでは依然として熾烈な激戦が続いている。BATの各長老は精を蓄え機を待つのみで、いずれも渾身の技を競い天下統一を狙おうとしている。
これに対して、中国電子商取引研究センターの曹磊主任は、上場後のアリババはより多くの資金を業務配置の加速と自社不足分野の補足に充てるべきだと指摘しながら、既存のモバイルサイドの配置を深く耕す下で、モバイルネット会社のM&Aを通じてアリババ自身の産業チェーンの発展や充実化を加速せねばならないと見解を示した。