欧州鉄道・インフラ会社共同体(CER)の関係者は、高額の輸送費により、これらのサービスは電子機器や医薬品など高額の商品の輸送に最も適していると指摘した。スペインの企業管理研究所の職員は、「中国とスペインを直接結ぶ貨物便が維持されれば、より競争力ある輸送費を設定できるようになる。事業者も中国に輸出できる高額の商品を見つけることでコストを引き下げ、空のコンテナを中国に返さないようにするべきだ」と提案した。
さまざまな障害があるが、中欧の鉄道貿易は今後数年間で、日増しに拡大する可能性が高い。上述したCERの関係者は、「このほど開通したアジアとイスタンブールをつなぐ欧州側のトンネルは、新たなユーラシア・ランドブリッジに使用される可能性がある。欧州の鉄道は二段重ねのコンテナを使用できないが、欧州の鉄道輸送部門は鉄道の競争力を高めるため努力する。その手段の一つは、インフラを更新し、1000−1500メートルの長さの列車の通行を可能にすることだ(現在は600メートルのみ)」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月28日