中米貿易摩擦、中国が持つべき自信と不動心

中米貿易摩擦、中国が持つべき自信と不動心。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2018-06-21 09:35:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 自信と不動心

 

 毛沢東は「柳亜子に和す」の中で「牢騒太盛防腸断 風物長宜放眼量」と記している。鄧小平は「発展こそが確かな道理だ」と発言した。習近平国家主席は「重要なのはやはり自分のことに取り組むことだ」と指摘した。これは偉人の心意気と度量だ。米国は自国の利益のために、長年従ってきたパートナーのEUやカナダさえも対象外とはしていないのだから、中国に特別な配慮を期待できるだろうか。中国が台頭する中で各種の試練と障害に直面するのは仕方ないことであり、不平をこぼす必要はない。ただ試練に立ち向かい、落ち着いて対応するだけである。

 

 米国が貿易戦を仕掛けたことで、中国の13億人は中国共産党と政府の指導のもとでより団結し、結束して困難を克服するだろう。500億でも2000億でも、その時が来ればただの数字に過ぎない。中国は人口が多く市場が大きく経済の靱性が強く、国を挙げた体制には強大な調節能力と持久力があり、戦いになれば最後に誰が勝つかはわからない。


  中米貿易戦は長期、困難、複雑な闘争になり、従来のリズムで信念を貫き、定力を維持することで障害を乗り越え、困難に打ち勝つことができる。


 (一)改革を掘り下げ、開放を拡大し、経済構造、投資・貿易環境を改善する。EU、日韓、ASEAN、アフリカとの経済・貿易協力を強化し、友人の輪を広げる。中米貿易戦争による悪影響を最大限に和らげる。

 

 (二)「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の建設をさらに推進し、沿線国とより緊密な経済・貿易・文化協力を展開し、中国の発展の新たな空間を切り拓く。

 

 (三)冷静な頭脳と謙虚な姿勢を維持する。中国の科学技術革新、コア技術、ハイエンド製造などに存在する不足と問題を十分に認識する。科学技術の研究開発費と教育費を拡大し、科学技術強国の道を確固不動の姿勢で歩む。

 

 (四)戦略の不動心を維持する。国の核心的利益を守ると同時に、中米関係の大局を見据え、貿易戦争の拡大とエスカレートを回避し、その他の分野にまで拡張していく。

 

 今年は中国の改革開放40周年だ。中国は自信を持ちつつ課題を迎え、新たなスタートラインに立っている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月21日



 


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