ハードロック工業はナットだけを生産している。若林氏は、中小企業が生き残るにはポジションをしっかりと見つけ、「人にはないが自分にはある、人が持っているが自分は優れている」商品を開発する必要があると考える。若林氏は記者に対し、「このような商品を開発するにはイノベーションが必要で、顧客の商品に対する不満をもとにイノベーションする。世界の多くの商品に大きな改良余地があり、それこそが企業が発展できるチャンス」だと述べた。
同社の商品は多くの国でに数十項目の特許を申請している。若林氏は、小さい企業が発展するには売上高ばかりを追求するのではなく、品質も重視する必要があると考える。特徴のある優れた商品を通し、同社は販路を切り開き、世界各地から注文を受け、市場シェアを拡大していった。
実験、研究を継続してこそ多くの顧客にニーズを満たす高品質の商品を開発できる。
77歳の音羽電機工業株式会社の吉田修社長は、「雷の研究が大好きで、全ての雷に関する知識を集め、学ぶのが好き」と話す。音羽電機は雷ミュージアムも設立し、世界各地の雷に関する物を展示している。
同社は避雷ソリューションを設計、県空開発、製造、設置、メンテナンスする企業である。統計によると、近年、日本の落雷による損失額は年間3000億円に上る。避雷設備は現代の施設と産業に欠かせない重要な商品になっている。音羽電機が生産する避雷設備は酸化亜鉛の部品を利用し、雷が電気回路や電機設備などに及ぼすダメージをなくす、または受容範囲内にする。