「ウルトラマンの父」と呼ばれる日本の著名なキャラクターデザイナーで映画監督の中田和幸氏が、5月2日取材に応えた。「アニメ産業は自国だけでなく、世界に向けて発信していけるものだ。」と発言した。
中田和幸氏は、商品、店舗、市場開発などで多くの成功体験を持つ。ウルトラマン、Hello kittyなど世界を風靡したキャラクターデザインは彼が創作したものであり、また派生商品の開発分野でも国際的に大きな影響力を持っている。「中国のアニメ業界と提携して、すでに2年になり、月の半分は中国で過ごしている。」という。
中田和幸氏は特殊な例ではない。中国のアニメ産業の急速な成長に伴い、世界各国から続々と人材が中国に結集してきている。
「中国のアニメ業界に提案しているのは、アニメの基礎がしっかりしている日本や米国の精鋭の人材を取りこむことだ。」日本動画協会事業委員会の增田弘道副委員長は、中国がアニメ強国になるためには、外国の援助を得ることが近道であるという。
実際、海外の優秀な人材を呼び込めば、より多くの中国の漫画家やアニメ作品が海を越えて「アニメ強国」各国の域に進出していけるだろう。