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EU、削減目標に食い違い
発信時間: 2009-12-09 | チャイナネット

コペンハーゲンで開かれている気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)は8日、交渉を続けているが、EU内部で温室効果ガスの削減目標について意見の食い違いが出ている。

イギリスのブラウン首相は8日のインタビューに応じた際、2020年までにEUの削減目標が30%に達するよう促していくと示した。欧州連合(EU)のスタブロス・ディマス(Stavros Dimas)環境委員も会議開催前に、EUが2020年に1990年比で30%削減することを約束し、他の国々に手本を示すよう促した。

これまで、EUは20%の排出目標を約束した。EUの輪番議長国であるスウェーデンのアンドレアス・カールグレン環境大臣は7日、30%の削減目標で合意できるかどうかは、会議の最終段階にならないと決められないとしている。EU内部では、イタリア、オーストリアと東欧諸国が削減目標30%では合意できないようだ。

一方、発展途上国は、気候温暖化の進展にブレーキをかけるため、先進国が排出削減の目標を40%に高めるべきだと見ている。

「中国国際放送局 日本語部」より

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