古今、歴代王朝を通じ、上は天命を受けて即位した皇帝から、下は州官・県府(地方)に至るまで、楼閣を建立することが好まれた。楼閣は古代、国家の大事を記念し、政治的業績を宣伝し、妖怪や魔物を鎮静させて神仏の加護を願うために建立されてきたという。多くが河畔にあり、高みに登り遠くを眺めれば、その妙趣は限りない。高位高官や文人墨客が訪れて登り、また四方から来た遊客も、詩のやりとりをして唱和したり、悲しい声を放ったり、心情を表したり、低い声で吟詠したり、心の激しさを詠ったり……。興のおもむくまま訪れて、興が尽きれば戻っていく。そのせいか、歴代の有名な楼閣にはいまでも歌い継がれるよく知られた優れた詩が数多い。
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