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同舟相救い、難局を共に乗り越え、中日の戦略的互恵関係に新たな活力を注ごう
発信時間: 2009-04-05 | チャイナネット

とつにして協力を強化してはじめて、当面の難局を乗り越えることができるのです。

中日両国は、世界第三位、第二位の経済体であり、貿易依存度がいずれも高く、また巨額の外貨準備高を有しております。そのため、両国は手を携えて危機に対処し、自国および世界各国の良好な経済貿易環境作りのために努力していかなければなりません。同時に、中日両国はいずれも実体経済、とりわけ製造業においてしっかりとした基盤を持ち、また比較的穏健な金融システムが構築されております。それは、両国が率先して危機から脱し、世界経済の早期回復をともに促進させていく力を持っていることを物語っています。また、われわれ両国の文化は似通っており、「危機の中に機会がある」という意味を的確に捉えられる仲間であります。双方は、挑戦を機会に変え、危機への共同対処を新たな時代における精神的旗印とし、それをもって、両国国民の相互協力、相互信頼、相互関心の精神を育みます。また、それを双方の経済貿易水準を全面的に向上させ、中日の戦略的互恵協力の中身を充実させる原動力にし、世界経済の早期回復のために積極的な貢献をしていかなければなりません。

半月前に、わが国で第十一期全国人民代表大会第二回会議と全国政治協商会議第十一期第二回会議が開催されました。この会議において2008年の諸般の活動が振り返って総括され、2009年の主要な任務が検討、確定されました。われわれは、日本を含む国際社会が2009年度の中国経済の動向や中国政府の政策、措置に多大な関心を示して下さっていることに留意し、ここで、次の三点を強調しておきたいと思います。

第一に、国際金融危機の衝撃を受け、中国政府は積極的かつ責任ある態度を取ったということです。われわれは、更なる内需拡大と経済成長促進のための十項目の措置を策定し、政府投資を大幅に増加し、総額4兆人民元の投資計画を実施しております。また、鉄

鋼、自動車、船舶、石油化学、繊維、軽工業など十項目の産業調整振興計画と科学技術サポート計画を相次いで打ち出し、金融緩和政策、経済成長促進のための九項目の措置を

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