専門家の金成民氏が最近、中国を侵略した旧日本軍731部隊について公表した新しい史料によると、ハルビンの平屋区にあった部隊本部では1939年から1945年にかけて、3000人以上の罪のないの人たちが人体細菌実験の材料にされ、生き残った人は1人もいなかったことが明らかになった。研究者は確実な約3000人の被害者リストを手に入れ、専門家は中国を侵略した旧日本軍の非人道的な犯行の直接的証拠だと指摘している。
また専門家はここ数年の調査で、数人の731部隊の元隊員による平屋区での人体実験の証言を得た。元731部隊の部長だった軍医の川島清少将によると、毎年、本部の監獄に実験用として拘束されていた人たちは400人から600人で、実験で亡くなった人は毎年600人以上に上り、少なく見積もっても5年間に3000人以上が命を失ったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月14日