謝罪文
日本の「関西華文時報」の報道によると、「関西華文時報」は10日午後、大阪産業大学に通う中国人留学生から、キャンパスに土橋芳邦理事長がサインした謝罪文が貼られているという電話を受けた。
謝罪文の内容の一部はこうだ。「平成22年4月27日の大阪産業大学教職員組合との団体交渉の場において、重里俊行前事務局長が、中国国家漢語国際推進指導グループ弁公室について『文化スパイ機関』と発言したことにより、皆様には大変ご迷惑をおかけ致しました。ここに謹んでお侘び申し上げます」
大産大は2009年4月、運営での資金に問題が生じたため、経営の合理化が必要になった。そして大学側は孔子学院に移転を求めたが、孔子学院は上海外国語大学や中国政府と協議した上で決めると回答していた。
今年3月末、大産大は孔子学院を廃止せざるを得なくなったと孔子学院側に通知。重里俊行前事務局長は4月27日、大産大教職員組合との団体交渉の場で、「孔子学院は中国政府のハードな侵略ではないが、ソフト的な拡張主義だ」「『漢弁(中国国家漢語国際推進指導グループ弁公室)』は文化スパイ機関と認識しており、提携することは適当ではない」と発言した。
この発言は大産大で学ぶ中国人留学生たちの強い不満を招き、大産大は今月1日、重里俊行事務局長に辞職を求めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月11日