人類はなぜイルカを殺さなければならないのか?

人類はなぜイルカを殺さなければならないのか?。

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発信時間: 2010-07-08 17:35:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

質問:スティーブン・ホーキング氏は数年前、「地球の歴史は50億年続いてきた。そのうち、人類の文明は長くても約20万年間だ。しかし、この20万年の間に、人類は地球が50億年で蓄積した資源の半分を消費してしまった」との警告を発しています。このことからも、「人類こそが害虫なのだ」との見方を持つ人もいます。人類はどのように自然との関係を築いていくべきでしょうか?

常紀文:人類は地球上で最も理性のある生物です。各国は国際組織との協力のもと、合理的に生産と消費を計画し、将来の人類に向け持続可能な発展ができる資源と環境を残していくべきです。そうでなければ、人類に破滅がもたらされるでしょう。人類が地球の害虫かどうかは、人類の発展が全ての生物の健全な発展に役立つものであるかどうかで、見極めることができます。

周永生:もし自己中心的な考えを改めなければ、人類は害虫以下の存在です。なぜなら、害虫は本能で必要な以上に欲しがったりはしないし、さまざまな知恵や手段を使って欲望を満たそうとはしません。害虫の破壊力には限度があるのです。しかし、人類は自分の欲望を抑えることを学ばない限り、想像もつかないほどの大きな破壊力を生み出します。

人類がもし、その他の生物とうまくやって行きたければ、生物を友達として見なし、自然と調和の取れた関係を作らなければなりません。実は約2500年前、老子や釈迦などもこのようなことを言っています。現代の人類はまだ、彼らの深い思想を理解できていないのです。

孫英春:スティーブン・ホーキング氏の言葉はすばらしいですが、まだ続きがあります。最も恐ろしいのは、人類が現在、地球上に残った「あと半分」の資源をスピードを加速しながら消費しつつあることです。大自然はさまざまな生物や環境を人類に与えてくれました。多様な生態システムがなければ、様々な形態や個性を持つ文化も成り立つことができません。様々な生物体が持続できる構造も破壊されてしまいます。

この意味において、「人類こそが害虫だ」という言い方は、決して言いすぎではないと思います。人類の将来に関しては、日本だけに責任があるわけではない。問題はイルカの保護だけではない。私たち全員に責任があり、選択をしていく必要があるのです。

「人民網日本語版」2010年7月8日

 

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