テルモは中国で電子体温計を生産するが、中国の消費者に販売する際、日本の品質を強調している。商品には日本語の説明書のほか、中国語と英語で日本品質を約束することが書かれている。
「これはショーと似ているが、一種の感覚を人々に与え、私たちは品質という文化を守っている」と、テルモの上海万博担当の吉川さんは話す。
しかし、製品の現地化を拒み、大きな努力なしで中国本土に根を張った日本企業もある。
ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは今年5月、上海に同ブランド最大となるグローバル旗艦店をオープンした。同社の真島英郎・広報部部長は、「ユニクロはすべての店舗で同じ商品、同じ価格、同じレベルのサービスを提供する。どの国の支店も異なることをしてはならない。世界はグローバル化しており、日本の消費者とニューヨーク、ロンドン、上海の消費者が好きな商品はますます似てくると信じている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月13日