民衆の生活にとけこむ漫画
日本では、漫画は人々の生活にとけこんでいる。町のスーパーマーケットや駅のボックススタンド、新幹線の車両等至る所で漫画や雑誌が販売されている。多忙な仕事や複雑な人間関係の社会から解放された日本人は、漫画本を一冊購入し、突如幻の世界へと入っていく。ある政府関係者が、一番好きな休日の過ごし方は何か、とのインタビューにこのように答えている。漫画喫茶で一日過ごすことと答えている。京都には漫画本、雑誌、アニメーション関連資料を専門に収蔵する京都国際漫画ミュージアムがある。休みの日になると多くの人で賑わう。足を運ぶのは小中学生だけではなく、子供連れの主婦やなかなか休みの取れないサラリーマン、漫画好きなカップルもデートとして来ている。
大人が漫画を読むのはリラックスでき、しかも多くの漫画本は社会の現実を楽しく描いているからである。このミュージアムの本棚には、中国のハイアールグループ主席執行官(CEO)張瑞敏(チャン・ルエミン)氏の創業までを描いた漫画本もあった。
もちろん、日本人は読書が好きで、余暇の読書は漫画だけではない。出勤退勤の電車では、日本人は新聞や雑誌を読み、スポーツ、芸能ニュースを楽しんだり、主流の新聞紙では扱わない政治上のスキャンダルを楽しんだりしている。長旅や週末ゆっくり家で過ごす場合、日本人は小説を特に好む。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月15日