アメリカ財務省が16日に発表した報告によると、アメリカ国債の最大の保有国である中国と第2位の日本は、5月に共にアメリカ国債の保有高を減少した。そのうち、中国の保有高は9000億ドル以下になったという。
具体的には、5月末までの中国のアメリカ国債保有残高は前の月より3.6%減って8677億ドル、日本は1.1%下がって7867億ドルとなった。
ヨーロッパの債務危機を受けて、アメリカ国債の保有高で上位3カ国となる中国、日本、イギリスは投資の安全性を図り、5月までの2ヶ月にわたってアメリカ国債の保有を増やしつづけていた。そのため、今回の保有減少について、市場では「予想外の動きだった」とされている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年7月19日