日本が中国を越えて米国国債の最大の保有国に

日本が中国を越えて米国国債の最大の保有国に。

タグ: 日本 中国 2年ぶり 米国国債 最大 保有国

発信時間: 2010-10-14 11:45:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国財務省が公開したデータによると、今年年初以来日本は累計で553億米ドルの米国債を購入し、その伸び率は7.2%で、現在の米国債保有額総計は8210億米ドルとなった。このことで日本は中国をしのぎ米国債の最大の購入国となった、これは2008年9月以来初である。

この米国財務省公開データによると、本年年初以来中国は米国債を売り続けてきたが、8月末までは依然として中国が最大の保有国であった。中国の米国債の大量処分はその他の国々の米国債に対する購入意欲をそぐ事には必ずしもならず、年初以来外国政府が買い付けた米国債の総額は3740億米ドルにも達しており、アメリカ財務省が今年発行した国債総額の10%にも達している。

日本は米国国債の最大の購入国である。データは今年7月に中国がかなりの米国債を売って処分した際も日本は大量に買い付けている事を示している。年初以来中国は保有額を481億米ドル減らしており、その減額比率は5.4%である。

外国政府と海外の投資家の米国国債に対する購入熱は、米国債の収益率を継続して低いものに維持させる結果になっている。アメリカの銀行のデータによると、現状、米国債の平均収益率は2007年の金融危機発生時の5.21%から現在の1.31%に下がっている。

クレディスイス銀行グループ会社(Credit Suisse Group AG)のニューヨーク駐在アナリスト、カール・ランツ(Carl Lantz)氏によれば、現状で外国政府と海外投資家が昨年末までに買い付けた米国債の総額は6410億米ドルになっている模様で、これは昨年の6148億米ドルを越えている。また、米国国債の収益率は低いが非常に安全でかつ流動性が大変よい、必要とあれば保有の米国債をいとも簡単に現金に換える事が可能である、との事である。またランツ氏は、世界の経済の見通しがはっきりしない状況下では投資家の米国債に対する需要は大きくなってきていると付け加えて述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月14日

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