中国若者の日本観調査(1)歴史を連想≠反日

中国若者の日本観調査(1)歴史を連想≠反日。 日本で以前から言われ続けている説が、多くの中国人が、日本と日本人からこのように連想する原因は、中国政府の長きに渡る反日教育にあるというものである。しかし、大部分の回答者がこれを否定した。彼らの感覚では「学校教育は比較的客観的」であり、家庭での教育やメディア情報から受ける影響の方が相当大きいと言う…

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発信時間: 2010-11-12 14:30:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(1)歴史を連想 ≠ 反日

日本或いは日本人と聞いた時、何を思い浮かべるか。

67.75%の人が何の迷いもなく「中日歴史問題」を選んだ。では、この、まず歴史問題を思い浮かべるということは一体何を意味するのか。

日本で以前から言われ続けている説が、多くの中国人が、日本と日本人からこのように連想する原因は、中国政府の長きに渡る反日教育にあるというものである。しかし、大部分の回答者がこれを否定した。彼らの感覚では「学校教育は比較的客観的」であり、家庭での教育やメディア情報から受ける影響の方が相当大きいと言う。

事実、歴史的記憶は昨今の中国の若者にとって、必ずしも反日感情を煽るものではないようだ。今年大学を卒業する張瑩さんは、「歴史は何かしらの問題を残してしまうものだが、そこに自分たちが過度に関わっていく必要はないし、急進主義的感情を持ち込むのはもってのほか」だと話す。山東大学の大学院生樊褘さんも彼女の日本語教師の言葉「あの戦争が無ければ、日本人は世界で一番善良な国民だった」という言葉を信じているという。

これと関連性のあるデータがある。それは、「日本や日本人に対しどのような感情を抱いているか」という質問に対し、「非常に嫌い」「どちらかと言えば嫌い」とした人が47.92%、「特になんとも感じない」とした人が42.98%、このほか、9.1%の人が「非常に好き」「どちらかと言えば好き」と答えた。

日本企業に勤める周健新さんも「反日教育説」に反対だ。しかし、中国における日本の支援活動に対し中国国内での報道が消極的過ぎるという。「私たちの北京首都空港や上海浦東空港は日本のODAの援助によって建設されたものだが、多くの人がそれを知らないだろう。」

(つづく)

 

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アンケート調査の結果:

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