「私の周りでは、多くの人がよく日本製品をボイコットすると言っているが、それはただの一時的な鬱憤晴らしに過ぎない。彼らは日本製品ボイコットと叫びつつ、普段通り日本製品を使っている。」あるプロカメラマンは、自分を例にしてこう話す。「ニコンやキャノンのカメラを捨て、国産カメラを使うなんて考えられない。」彼の説明によれば、その原因は日本の製品が非常によくできていることだけでなく、中国の製品の質が悪いからだという。「こういうことは、他にもたくさんある。」
ここから、中国人の日本に対する評価が一定でないことがうかがえる。「日本に対する感情的認識と及び理性的認識は一致しているか」という問いに対し、「違いがある、感情的認識がマイナスイメージで、理性的認識がプラスイメージ」を選択した人が38.13%、「完全に一致する、ともにプラスイメージである。」を選択した人が2.31%、「完全に一致する、ともにマイナスイメージである。」を選択した人が29.28%、「違いがある、感情的認識がプラスイメージで、理性的認識がマイナスイメージ」を選択した人が11.25%だった。また、19.03%の人は「なんとも言えない」を選択した。もし理性的認識の面からだけ見れば、今回の調査で、日本に対してプラスイメージを持つ人(合計40.44%)と、マイナスイメージを持つ人(合計40.53%)の数はほぼ一致していることになる。
「感情マイナス、理性プラス」を選択した人の多くが、「民族感情を除けば、日本が好き。」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月15日