日本の偵察機が「漁政310」の上空で旋回
釣魚島海域での中国最新鋭の漁業監視船「漁政310」と「漁政201」の巡航が22日で3日目に入り、日本側の巡視船や航空機に妨害されていたが、中国の漁業監視船は主権を主張し海洋資源を守り、漁民の安全や生産を守るために計画通りに巡航を続けており、すれ違う中国の船舶はこの編隊に敬意を表わしていると「南方日報」が伝えた。
日本の巡視船が尾行
20日早朝、中国の漁業監視船の編隊が釣魚島海域に入った1時間後、日本の偵察機が上空で旋回し始め、20分後には海上保安庁の巡視船「くにがみ(PL65)」が近寄ってきて警告した。数分後には「みずほ(PLH21)」が「くにがみ」に代わって尾行。3時間の間に日本の巡視船はどんどん増え、最も多い時は7隻にもなった。また偵察機のほかにもヘリコプターも現れ、中国側の巡航を妨害した。
漁業行政の関係者は、日本側は明らかに「漁政310」をあらかじめ警戒していたと話す。日本は「漁政310」が今年3月に進水した時にすぐに反応し、岩崎貞二海上保安庁長官は、排水量6500トンの大型巡視船を新たに製造し、釣魚島海域の警戒や巡視を強化すると表明していた。そして今月中旬に「漁政310」が釣魚島に向けて出発するという情報が流れると、日本のメディアは大きく注目していた。