先週末、あるテレビ局のゴールデンタイムで面白いドキュメンタリーが放映されていた。それは、日本人のモデルが中国で開催されているモデル大会に参加すると言うものだった。中国語ぺらぺらその日本人モデルは、みんなの羨望の眼差しを浴びていた。彼女は上海で、ファッションやコスメのイメージモデルの仕事をしたいと考えていた。中国で働く日本人はもはや、会社から派遣されるというスタイルだけではないようだ。スポーツトレーナー、アスリート、スポーツマネジャー、俳優、美容師、パティシエ、ジャーナリスト、日本語教師などなど、実に多種多様な仕事のスタイルがある。彼らは中国でチャンレンジし、この地でチャンスを掴もうと努力している。そして、彼らを支えるものこそ、中国語のコミュニケーション能力なのである。
日本における中国語教育は既に一大ビジネスとなっている。以前、東京で中国語新聞を発行していた友人が居た。東京にはおびただしいほどの中国語新聞があり、価格競争の中で、彼の経営は立ち行かなくなった。しかし、彼は商売には「差別化」が必要だと心得ており、他の人では思いつかないような特別なことをやったのである。彼は、中国語教育雑誌の発行へと方向転換し、今では飛ぶように売れている。