ここ数年、日本で中国語教師になりたいと望む中国人も多い。東京では中国語教師のコミュニティーも存在する。
ある資料によると、日本には500万人の中国語学習者がいる。しかし、日本の大学における中国語教育は今、新たなチャレンジを挑まれている。学生の中国語を学びたいと言う熱意は日々強まり、学習者の数もうなぎのぼりだが、大学の中国語専攻の学生の数は増加の兆しが無い。生徒が集まらずに困っている大学さえあるほどだ。なぜ、このような現象が起きるのだろうか。ある中国語教授は「中国語を学びたい学生は大勢居るが、中国語を専攻にしたいとまでは考えないようだ。この大学の中国語専攻も将来は、他の専攻に組み込まれるかも知れない」と話した。
日本の中国語教育は、チャンスとリスクが常に背中合わせのようだ。中国語のコミュニケーションのメリットは高まっているというのに、中国語や中国文学研究のニーズは益々少なくなっている。この傾向は、今後の課題として考慮していかなければいけない。
(文=劉 迪)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月31日