新華社記者の訪日見聞録:民間の中国への思いはなお熱い

新華社記者の訪日見聞録:民間の中国への思いはなお熱い。

タグ: 新華社記者 訪日見聞録

発信時間: 2011-01-19 14:15:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

昨年11月下旬、愛知県豊橋市で開かれたL.S.E.言語交流会の40周年記念式典に参加するために日本を訪問した。東京にも4日間滞在し、福田康夫元首相ら政界の要人や友好人士と面会した。今回の訪日で強く感じたのは、漁船衝突事件は中日関係に暗い影を落としたが、日本の民間の日中友好活動は依然として活発であることであった。

11月中旬の胡錦濤主席と菅直人首相の横浜での会見により、漁船衝突事件が中日関係にもたらした緊張局面は緩和に転じた。駐日中国大使館の関係者によると、今回の事件に対する日本の反応は、過去の首相の靖国神社参拝事件とは大きく異なるという。小泉元首相の靖国神社参拝への固執に対しては、日本国内ではさまざまな意見が存在し、それを支持するものもあれば、反対するものもあった。しかし今回の事件に対しては、共産党を含む政党や、比較的客観的な報道をする『朝日新聞』を含むメディアまで、ほとんど国を挙げての意見の一致ぶりであった。

日本の『読売新聞』と中国の『瞭望』による最新の世論調査によると、中国に好感を抱いていない日本国民は82%、日本に好感を抱いていない中国国民は78%に達し、過去最悪であった。

東京で耳にしたこと、特に中日の最新の世論調査から、漁船衝突事件が中日関係にもたらした影響は相当深刻であると感じた。しかし、愛知県第二の都市・豊橋市での5日間の活動の中で目にしたのは、まったく別の情景であった。いたるところ日中友好の熱い気持ちにあふれ、中国は明らかに尊重されており、まるで中日の間には何の問題も起こっていないようであった。

L.S.E.言語交流会は、日本の女性たちが立ち上げた民間団体であり、青少年の国際言語文化交流の促進に努めている。彼女たちの目的は、子どもたちを海外に出して、世界を理解させ、子どもたちの国際意識を高めることにある。世界の未来は子どもたちの手にあるからだ。

 

1   2   3    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。