英「The Guardian」紙の報道:タイトル「99歳のおばあちゃんが売れっ子詩人に」
柴田トヨさんは92歳から彼女の作家人生をスタートさせた。もうすぐ、100歳の誕生日を迎えようとしている今、彼女の詩集は、20年間の不況を歩んできて、日本の行く末を心配する日本人の心に強く響いた。
柴田トヨさんの詩集『くじけないで』は2009年末の発売以来、既に150万冊を売り上げている。
自費で出版した詩集には、短い詩が42作品収録されている。景気が上向かず、年金で生活する65歳以上の人口が年々増えていく日本で、この詩集は悩み苦しむ人々を癒している。
詩集は、日本で最も影響力のあるオリコンチャートで2週連続首位を記録し、2010年の年間ベストセラーのトップ10にもランクインした。この立派な売上記録を樹立したあと、飛鳥新社は詩集に挿絵をつけて、2010年の春に新たに出版した。
99歳のおばあちゃんは、余生の短い彼女を愛し、親切にしてくれる人々に感謝の気持ちを示すために、詩を書いていると言う。「人には皆、夢を見る自由があるのよ」という詩の一節がそうであるように、彼女の詩は人の心に染み渡り、励ましてくれる。
ロイター社でも彼女のコメントを取り上げている。「この年まで生きてこられたのは、みんな家族や友達、そしてお医者様や私に親切にしてくれる人たちのおかげなのよ。私は詩を書くことによって、私の感謝の気持ちを彼らに伝えたいの。彼らに『ありがとう。私、本当にとっても幸せよ』って言いたいの」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月25日