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発信時間： 2011-03-21 13:33:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

小林治平

私は1995年1月17日早朝起きた阪神淡路大地震を経験した。幸い、兵庫県川西市にあった住まいのマンションは建築後まもない物件でありほとんど被害はなかった。

電気と水道はまもなく復旧したが、都市ガスの供給が約半月間整わなかった。

その間、冬の寒い時期で風呂に入れないのがつらかった。そんな時、勤務先の大阪で街角のなんでもないところに、誰が作ったのか大阪市内の銭湯の場所を示す地図のコピーがまとめてかけてあり、自由に持って帰る事ができるようになっていた。それを持ち帰り、この情報を見て近くの銭湯に会社勤務の帰りの寒空の中、迷いながら行った事を思い出す。

今でもそのコピーを取ってあり、これを見ると見知らぬ人の親切に感謝する気持ちがよみがえる。困っている者には差し向けられるちょっとした親切がありがたく、手をとって感謝したい気持ちになる。

今回の大地震は16年前よりも規模の大きな地震で、津波の被害と相まってその程度は甚大であり、被災者の当事者の皆さんはほんとうにつらいものがあると思う。３月の東北地方はまだまだ寒い。年配の方には本当につらい、命に関わる事になりかねない状況だ。

そんな中、全国から、中国を含む全世界からの援助が届けられようとしており、ラジオなどを聴くと多くの声援と励ましの声が寄せられている。

道路・鉄道・海運等の交通輸送網も復旧にむけて努力が続けられていると聞く。季節ももう少し経つとかなり暖かくなるはずだ。もう少しの辛抱、頑張って下さい。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2011年3月21日

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