漢語角で応援メッセージを述べる張媛娣さん。段躍中撮影
日本僑報社と日本湖南人会の共催で3月20日午後に再び、東京の漢語角(中国語コーナー)で東北関東大震災の被災者に対する義捐金の募集活動が行われ、在日中国人と中国語を愛する日本の友人たちが募金に参加した。また、彼らは被災した日本人に向けて「頑張れ日本」のメッセージを送り、被災者を救済し、被災者とともに地震災害と戦う決意を表明した。
参加した中国人留学生で、神奈川大学の修士課程に合格したばかりの張媛娣さんは、さらに後日、主催者宛てに手紙で感想を寄せ、在日中国人と日本人が力を合わせて地震災害と戦うことについて、自身の思いを告げた。
張媛娣さんは手紙でこう語っている。
私は今日、東京は池袋の西池袋公園で開かれた漢語角に参加しました。参加するのは今日で2回目です。漢語角は、毎週日曜日の午後2時から5時まで開催されています。この集まりについては、日本人で私について中国語を勉強する古澤さんがたびたび話していたので、評判はよく聞いていました。以前にも一度参加したことがありますが、とても楽しかったです。毎週参加したいと思いますが、日曜日の午後はいつも用事が入って参加できません。今日もたまたま先約がキャンセルになったので、やっと参加することができました。
今日、公園についた時、たくさんの参加者がすでに到着していました。みんなと挨拶した後に、主催者の段躍中さんが私に向かって、「あなたが来てくれて助かったよ。さもなければ中国人は私一人だった」と話しました。確かにそうでした。これは、今回の東北関東大震災で多くの中国人が避難して、中国に一時帰国しているからなのです。
今回の漢語角の主な目的の一つは、日本の東北地方の被災地のために義捐金を募集することでした。大きな画用紙の真ん中に「頑張れ日本」と大きく力強く書き、周りに被災者の幸せを祈るメッセージを書きました。私は中国語で「加油日本、加油東北(頑張れ日本、頑張れ東北)」「私の大好きな日本は必ずやこの困難を乗り越えられると信じます」と書きました。その後の募金活動では、みんな次々に自分の気持ちを表しました。私も、心ばかりの募金をしました。
私が「私の大好きな日本」と書いたのは、来日して2年半がたち、ますます日本が好きになってきているからです。日本の青い空ときれいな空気、美しい風景、見渡す限り広がる緑が好きで、日本の人々が好きだからです。漢語角の参加者も、みんな中国がとても好きで、中国語を真剣に勉強しています。彼らの姿を見ると、私ももっと努力して日本語を勉強しなければならないと思うし、日本という国がますます好きになります。そして、日本に残り、みんなとともに努力しようと思った自分の決意は正しかったと、改めて確信するのです。(訳・松橋夏子)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月22日