日本の新幹線は不浄の手で建設されたのか

日本の新幹線は不浄の手で建設されたのか。

タグ: 新幹線 不浄 建設 日本  高速道路

発信時間: 2011-03-29 14:19:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本で最速のスピードを誇る東北新幹線の新型車両「はやぶさ」が5日から運行を開始。新幹線と言えば、多くの人が日本の高速鉄道の功臣、「新幹線の父」と呼ばれる十河信二を思い出すのではないか。だが、1964年10月1日、日本初の、また世界初の新幹線が正式に開通した時、その記念式典に十河の姿はなかった。言えば、そこには考え深い物語が数多くある。

計画は多方面の反対に遭った

58年12月、国会は東京と大阪の間を往復する超快速列車、新幹線建設法案を可決。この法案は当初、各方面の反対に遭った。学界では、多くの学者が鉄道の建設は「斜陽産業」だとし、将来の自動車が主要な交通手段になる時代にそぐわないと考えた。だが、時の日本国有鉄道の十河総裁は多数意見を強引に排除し、新幹線建設を押し通した。

偽帳簿で財政資金を詐取した

この国鉄総裁と言えば、中国とも縁が深い。中国侵略戦争前、十河は中国の東北地方に着いた。関東軍が発動した「九一八」事変への「満鉄」の参与を積極的に推し進め、対中戦争の揺るがぬ「拡大派」になっただけでなく、中国の広大な黒土で、鉄道系統が将来の経済に与える影響の重要性を肌で感じた。十河は中国東北地方で最高時速130キロの列車「アジア号」の開通式を主宰。アジア号にはロシアの少女がサービス係りを担当する豪華食堂車が連結されていた。周知のように、当時の普通列車の大多数の平均時速はわずか40キロだった。

十河が東北地方で味わった鉄道列車の体験は、狭い日本の国土にいる鉄道関係者は永遠に体験できないものだったと言われる。中島幸三郎は「十河信二伝」の中で、「まさにこうした経歴ゆえに、十河信二はのちに新幹線の建設を促すことができた」と記している。

権謀にたけた十河は、日本最初の新幹線の完成を促すため、力を惜しまなかった。公認会計士が新幹線建設に3000億円かかると算出した際、十河は日本政府の受入れ能力をはるかに超えるため、国会がこの予算を通すことは絶対ないと考えた。そこで、大胆にも会計士に偽の帳簿をつくって渡すよう命じ、1972億円を用意するだけでよく、しかも世界銀行から融資を受ける方法がある、と言って国会をだました。

続いて、世界銀行が新幹線という試験的なプロジェクトへの投資を明確に禁止していることを知ると、今度は国鉄のその他の項目上の支出を流用してひそかに新幹線プロジェクトに用いることで、新幹線建設は非常に順調に進んでいると世界銀行を信じ込ませた。

その後、昔からの友人や財務大臣である佐藤栄作の力を借りて、61年5月に順調に世界銀行から8000万ドルの融資を受け取った。この過程で十河は、「傍若無人のごとく新幹線建設を推し進めている」と評された。ただ、それは建設費の15%に過ぎない。

記念式典への出席要請されず

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