日本の新幹線は不浄の手で建設されたのか

日本の新幹線は不浄の手で建設されたのか。

タグ: 新幹線 不浄 建設 日本  高速道路

発信時間: 2011-03-29 14:19:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

記念式典への出席要請されず

新幹線は59年4月20日に工事に着手、資金は建設半ばで使い果たしてしまった。63年5月19日、予算が大幅に超過した責任を取らなければならなくなり、十河は8年務めてきた国鉄総裁にとどまることはできなかった。この時、首相の池田勇人に言った。「もうよい、世界銀行から金を借りた。続けてくれ」

十河の種々の手腕を、池田も知っていた。だが、世界銀行から巨額の資金を借りたことで、日本の国家主権という信用問題から十河には選択の余地がなくなり、国庫から巨額の資金を取り出して新幹線に用いるしかなかった。最終的に、3800億円をかけた世界初の高速鉄道、東京と大阪を結ぶ東海道新幹線は64年10月1日、正式に開通した。

加賀宗吉は著書「十河信二」の中で、「種々の内部事情ゆえに、国鉄はこの新幹線の建設は不浄で透明でないと感じ、とくに後任総裁はかつて建設に反対していたため、開通式が東京駅で催されたその日、79歳の十河信二は出席を要請されず、ただ一人さびしく自宅でテレビ中継を見ていた。だが、当日午前、国鉄はやはり十河を本社での記念式典への出席を要請するとともに、天皇が賜与する『銀杯』を贈った」と明らかにしている。

今日に至るまで、十河については依然として諸説紛々。「不浄な手で新幹線を建設した」と話したり、「日本の鉄道史で時代を画した功臣」と見なしたり、だが、「成敗」の2文字で結論づけるのは非常に難しい、と感じている人のほうが多い。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月29日

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