◆機内で、日本人キャビンアテンダントが涙ながらに感謝
任務を終えて帰途についた飛行機の中で、ある日本人のキャビンアテンダントがチームのメンバーの前で膝をつき、涙ながらに感謝の気持ちを伝えた。彼女は地震の後、被災地にいる両親のことを心配していたのだ。また、災害前はわかめを取って生活していたある老婆は心のケアを受け、またいつか、わかめを取って「香港の恩人」に届けたいという気持ちになったという。元気が出る映画を鑑賞して、被災者らは感動で涙を流し、感謝の意を伝えようと、千羽鶴を折って香港のボランティアにプレゼントしたという。チームが被災地に設置した臨時の「カウンセリングルーム」は被災者から親しみを込めて「香港プラザ」と呼ばれている。
「今後1年間で20回は日本に訪問する予定です」と杜氏は今後も被災地への支援を続ける考えを語り、今後は毎回日本語のできるボランティアを4、5人伴って被災地を訪問し、災害心理カウンセラー2000人を日本で育成していく考えだという。その経費は年間100香港ドルになる見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月21日