日本国際医療救助隊小倉健一郎副隊長:日本も四川に負けない強さを
記者:今回、日本でも地震が発生しましたが、当時中国成都で救助活動を行われた23名の隊員は、皆さんご無事ですか?
小倉氏:みんな無事です。私たちは地震発生2日後に、被害の大きかった仙台、石巻市に向かい、第一期の10日間に渡る医療救助活動を行いました。3月22日にようやく神戸の自宅に戻り、暫く休むことができました。
記者:では、日本は今、どのような状況ですか?
小倉氏:今回の津波は2万人以上の方の家を押し流し、多くの人が帰るべき家を失いました。その被害は過去最悪で、阪神淡路大震災以上のものです。しかも、原発についても非常に難しい時期にあります。今回の救助活動は、これまで経験したことがないほど難しいものですが、やはりできるだけ多くの人々を救いたいと考えています。地震発生後、日本に様々な援助や支援を下さった中国政府と中国人の皆さんには本当に感謝しています。日本も、3年前の四川と同じように、この難関を乗り越えられることを願っています。
日本赤十字会中国四川大地震復興支援事業現地代表