日本の靖国神社の門が12月26日早朝に放火された。門の下には焼け焦げた跡が残っている。(写真は新華社より)
東京都千代田区九段北の靖国神社で26日4時10分ごろ、境内の門が燃えているのが見つかった。警備員は発見後すぐに通報し、警察官が現場に駆けつけた際には火は消し止められていた。けが人はいないという。
この木製の門は「神門」と呼ばれ、下部には焼け焦げた跡が残っている。監視カメラには、黒い服を着た男がガラス容器に入った液体をまいて放火する姿が映っている。現場に残されたガラス容器を調べたところ、灯油のような液体であることがわかった。
警察側は現在、調査を進めている。事件発生前、インターネット上で「靖国神社に放火する」という内容の書き込みがあったが、靖国神社によると、事件前に脅迫状は届いていないという。
靖国神社には、明治維新以降に日本軍国主義のために戦死した軍人・軍属が祭られており、その多くが中国侵略戦争や太平洋戦争で戦死した日本軍兵士や植民地兵である。ここには14人のA級戦犯も祭られていることから、東アジア諸国から「靖国神社は日本軍国主義の象徴」と非難されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月27日