日本、資源欠乏に強い憂慮意識 中国の「覚醒剤」に

japanese.china.org.cn  |  2012-01-11

日本、資源欠乏に強い憂慮意識 中国の「覚醒剤」に。中国は徐々に使用済みペットボトルは貴重な再生資源だと意識するようになってきたが、その保護と利用に至ってはまだ国の問題にはなっていない。一方、日本はまったくその反対であり、日本メディアの報道によると、大量の廃ボトルが中国企業に購入・搬送されていることから、貴重な再生資源の流失を防止する目的から、日本政府は廃ボトルの中国への輸出を規制する措置を検討している…

タグ:レアアース 資源 ペットボルト 輸出

発信時間:2012-01-11 15:31:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

これほど重要な戦略的資源でありながら、中国にはむしろ価格を決定する権利はなく、廉価で輸出していた。あるメディアによれば、中国は1トン約20万元で酸化ネジウムを輸出した一方、輸入した金属ネジウムは1トン約20万元だった。中国が10年に輸出したレアアースは3万9813万トンと、従来計画の3万258トンを9555トン超過。また密輸も拡大し、さらには盗掘で環境は悪化の一途をたどっている。09年前後の1年余りの間、中国の税関は大規模な密売を相次いで摘発、押収量は数万トンにのぼった。

一方、日本は80年代初めから、極めて低廉な価格で中国から大量の良質炭を輸入し、海岸の埋め立てや貯蔵に利用してきたが、現在の価格は以前の数倍。日本人が用いる割り箸はいずれも中国からの輸入であり、自国の森林の伐採は厳しく制限している。生活のなかでの日本人の資源節減は中国人をより目覚めさせてくれるだろう。日本では市民も政府も、ごく普通の水資源から廃ペットボトルにしても、いずれもこのように大切に扱っている。戦略的資源を論じるまでもないことだ。中国は土地が広く物産が豊かであっても、1人平均所有量では世界の下位。そうでありながら、中国人が資源に対して危機意識をもたないばかりか、ひいては浪費、密輸などとは、実に嘆き悲しむべきことである。そう、中国人はさらに目を覚まし、関連法規を健全化して、法律と制度を運用しながら重要な資源、とりわけ戦略的資源を保護していく必要がある。

(日本新華僑報総編集長・蒋豊)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月11日

 

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