資料写真:日本の若い女性
(3)高学歴の女性の第一志望。90年代以降、日本人女性の大学進学率が急上昇し、1994年には一気に日本人男性を抜いた。ただ残念なことに、こうした高学歴の人材に社会に進出しようという意識が薄い。09年に日本内閣府が行った意識調査によると、「男性が外で働き、女性は家を守る」という考えに賛成する人が20~30歳の若い女性に最も多かった。大阪大学社会経済研究所は以前、幸福度に関する大規模な調査を実施。それによると、現代の日本人で幸福度が最も高いのは都市部の30~40歳の家庭の主婦だった。
現在、日本は少子高齢化の時代に入り、労働力の欠如が今後の日本の持続可能な発展に直接影響するといわれている。こうしたなか、日本社会は「家庭の主婦」というグループを見つめ直し、彼女たちを新しい労働力として社会進出させる試みが必要となる。すでに一部の県では「女性経済」に関する計画を策定したり、一部の企業は女性管理者を抜擢したり、研究機関は女性が社会で活躍できる場を広げるよう呼びかけている。
こうした取り組みがうまくいくかはまだ観察する必要があるが、「家庭の主婦」の変化が今後の発展の手がかりになるかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月29日