本年2012年は中日国交正常化40周年の佳節にあたる。日本の書籍雑誌・コンテンツの流通のハブであり、近年中国政府が力を入れる文化交流でも接着剤的な役割で活躍するトーハン。インターネットの普及で壁が低くなってきた東アジアの文化交流の現状や今後の展望などについて株式会社トーハン海外事業部海外営業グループの外川明宏マネージャーに伺った。
中国網:こんにちは。今年は中日国交正常化40周年に当たります。近年、中日間ではさまざまな局面がありましたが、コンテンツ、書籍などを扱う中でどのような感想をお持ちでしょうか?また、どのように乗り越えていらっしゃいましたか?
外川マネージャー(以下、敬称略):残念ながら政治的な問題、イデオロギー、制度の違いから発生する問題は永遠の課題であり、一つ一つの事例に沿って、解決するしかありません。しかし、日本の書籍、雑誌、コミック、アニメ、音楽などに対する強い関心を持つ購読者、読者は中国でも、他の国でも非常に増えています。彼らの存在が大きくなり、良い方向に進むと信じています。
中国網:確かに日本のアニメ、漫画の人気は浸透していますね。最初に伺いにくいことからお聞きしますが、昨年は日本にとって東日本大震災をはじめ、試練の年となりました。御社にとって大震災の影響はいかがでしたか?また、被災地支援の取り組みについてお聞かせください。