マーマレード、黒にんにく、健康薬草酒……第1回中国(北京)国際サービス貿易交易会では、日本が持参した特産品の数々が参加企業や見学者の注目を集め、人気となっていた。
日本経済産業省の三宅よう子さんは取材に答え、今回、日本は5種類の特産品を携えて交易会に参加したという。「漢方と日本の湧き水で作った薬草酒、北海道特産の米で作った日本酒、これらは今回初めて中国でプロモーションするもので、多くの中国の皆さんが日本の食品に興味を持っていただけることがわかり、大変うれしく思っています」と語った。
また、現場では言葉は通じないものの、中国人の多くが日本のスタッフに製品情報を問い合わせている様子が見られ、また、実際にこれら特産品の味を体験していた。通訳はうれしい悲鳴をあげるほどの大忙しだ。日本独特の衣装を身につけたスタッフの一人が、今回、日本の宮崎県特産の黒にんにくとこれを使ったしょうゆなどの調味料を持ってきたと声をかけてきた。「今回の交易会では商品を売ることはできませんが、参加企業から問い合わせが多く寄せられています」とうれしそうだ。
現場を訪れていた北京市民の隋さんは「いつも日本のドラマをよく見ていて、日本の食品や服装にとても興味があります。今回の交易会でも特産品に魅力を感じました」と感想を述べていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月1日