日本はなぜアジアに回帰できない?

日本はなぜアジアに回帰できない?。 日本はアジアに回帰できるのか?それは、現状を見る限り非常に難しいといえる。理由は、日本の「アジア回帰」と米国の「アジア回帰」が相対するからだ。米国からすれば、中日が団結すれば、米国のアジアでの「存在感」が薄くなり、利益が削減する…

タグ: 米国 アジア回帰 日本 

発信時間: 2012-06-04 16:47:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

米国が日本の「アジア回帰」を望まない以上、日本の回帰はありえない。それは日本が今でも米国に支配され、日本の著名な軍事評論家が言うように「依然として米国に占領されている国」だからだ。2010年に小沢一郎氏が「政治資金規正法違反」で起訴されて以来、さまざまな手を使って小沢氏の勢力を抑えようとする背後にCIA(米中央情報局)の存在があることを、見識のある人は見抜き、CIAの名前が日本のメディアに頻繁に登場するようになった。日本のメディアから政界にいたるまで、米国はその日本国内の政治に対する浸透力と影響力によって、日本の首相をも言いなりに従わせることができることを、さまざまな事実が証明している。鳩山元首相のように日米関係を少し「平等」にしようとしただけでも、米国の怒りを買い、退陣を余儀なくされるのだ。米国、特にCIAの日本に対する影響力は甚大で、長年米国と付き合いのある日本の政治家や官僚は米国の横行なふるまいに不満でもじっと我慢している。

日本の現状からすれば、アジア回帰は確かに難しいが、希望がまったくないわけではない。日本と中国などアジア各国との経済・文化面での団結力が強まり、「中国脅威論」が中国の堅持する平和的発展の鉄の事実を前に自滅し、日本国民が中国台頭に徐々に慣れ、日本の「アジア派」および民衆に深く根ざした平和と民主の力が奮い立ち、中日が共に気候変動に対応し、地域的な環境問題への緊張が高まるに従い、鑑真上人が昔「縁ある国」と称した日本はいつか「遠くの親戚より近くの他人」であることに気づき、誠心誠意、「アジア回帰」の道を歩むだろう。▲(作者:中国社会科学院栄誉学部委員 馮朝奎氏)

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月4日

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